イヴサンローランとエルメス

イヴサンローランはアルジェリアで生まれ、１７歳でデザインしたカクテルドレスで最優秀賞に選ばれたのがきっかけで、デザイナーとしての才能を認められ、１９６２年に「イヴサンローラン」ブランドを立ち上げました。
そんなイヴサンローランは敬意を込めて「モードの帝王」と呼ばれました。
オートクチュール優先だった時代にイヴサンローランは、プレタポルテの時代到来の予感を一早くつかみ、１９６６年に、プレタポルテのブティック「サンローラン・リヴ・ゴーシュ」を開いたのを皮切りに、海外に６０年代後半には斬新的な作品を紡ぎ追従を許さない不動の地位を築きました。
ブランドの中のブランドと呼ばれ、圧倒的に高価でありながら熱狂的なまでの人気のエルメス。
一般大衆に有名になったのは、グレース・ケリーが、カロリーヌ皇女を懐妊した際に、お腹を隠すためにオーダーした『ケリーバッグ』がきっかけでしょう。
エルメス当主、ロベール・デュマ・エルメスが飛行機で隣り合わせになったジェーンバーキンの荷物の多さをために作った『バーキン』や、最近ではスーパーモデルのエル・マクファーソンが発注した『エル』です。
元々はエルメスは、馬車に到来と共に、馬具から「サック・ア・ロア」という、『オータクロア』のバックの製作に力を入れ始めました。
エルメスは、分野にも進出。